第三の浪士(上)
徳間文庫
南条範夫
1990年1月31日
徳間書店
619円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
慶応4(明治元)年、鳥羽伏見の戦いに参陣し、敗れた桑名藩は藩主が江戸滞在中に降伏してしまう。人間の節義に生きる吉村杏四郎、硬骨漢大谷大作、梅沢保介ら3人の藩士は降伏の藩論に抗して徹底抗戦を叫び、江戸へ走った。その前夜、保介の許嫁加代の父理兵衛が何者かに殺害され、骸のかたわらには杏四郎の印篭が残されていた。杏四郎を父の仇と狙う加代は、町娘お琴とともに江戸へ向った。時代小説巨篇。
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