柳生十兵衛《極意転(まろばし)》

徳間文庫

峰隆一郎

1993年6月30日

徳間書店

555円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

三代将軍家光の暗殺を企てた十兵衛は、上洛中の家光を大井川に襲ったが、失敗した。二年後の寛永十三年に日光東照宮の改築が成れば家光が日光に社参する、という老中阿部豊後守の言葉に、十兵衛は再度、襲撃場所の下見に出掛ける。道中で、無頼の浪人達から商家の内儀を救った十兵衛は、三百人の子分を擁する辰造一家に敵対する。しかも、十兵衛を狙う馬庭念流の達人・石堂丹波の剣“そくひ付け”が迫る。

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