竜の源高句麗
書下し長篇超伝承ミステリ-
Tokuma novels
西風隆介
2006年11月30日
徳間書店
900円(税込)
小説・エッセイ / 新書
文学部・心理学科・認知神経心理学研究室の分室『情報科』の室長を務める火鳥竜介はウェブサイトで超常現象、オカルト、神話伝承などを扱うフォーラムを複数主宰していて、そこに書き込みがあった。保育園の保母からで、ひとりの園児が高句麗のお姫様が竜の背中にのってお山に飛んでいくといいだしたという。お姫様が竜を踏んづけてなどという話になったが、何か悪いことがおこっていて、この園児の言葉は吉か凶かというような質問だった。高句麗の姫というのは、日本神話に登場する菊理媛と関係があると一部で強く言われていて、黄泉比良坂のシーンに登場するから暗黒世界の女神なのだが正体不明なのだ…。歴史部の面々も総登場の新たなる大きな謎は。
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