遺臣の群

徳間文庫

南条範夫

1996年1月15日

徳間書店

576円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

十五代将軍慶喜の大政奉還後に勃発した鳥羽伏見の戦いに参戦し負傷、辛うじて江戸に戻ってきた旗本の小出家当主準之助は、すでに時流は徳川の社稷に終わりを告げたことを見極めていた。が、彼の前に現れた弟貞次郎と幼馴染で妹みをの許婚本山金吾は徹底して抗戦論を唱え、準之助の必死の説得にも関わらず、官軍に一矢報いようと彰義隊に加わるのだったー。幕末維新を疾駆した男達の群像を描く。

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