殺し金千両

殺し稼業千切良十内

徳間文庫

峰隆一郎

1997年2月28日

徳間書店

598円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

神田小泉町に住む隠居の千切良十内。齢六十三だが、実は現役の十五屋ー五、六、四を足して十五の殺し稼業だ。馬の足の治療道具の両刃の馬針を使った技を用いる。相手の腹にこれを刺す。相手は、蚊に刺されたほどにしか感じないが、体内で腸を裂き、三日目に必ず死ぬという必殺の技だ。今度請け負った仕事は、半端じゃない。千両の殺し金、大名ー津軽越中守信著をやれという。命を懸けた大仕事だ。

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