
『坊っちゃん』と日露戦争
もうひとつの『坂の上の雲』
徳間文庫
古川愛哲
2009年11月30日
徳間書店
628円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
痛快ユーモア小説として親しまれている夏目漱石の『坊っちゃん』。実はじつは、維新から日露戦争までの明治社会を痛烈に批判した小説だったー。明治政府への憤り渦巻く漱石と『坂の上の雲』の登場人物たちには、不思議な因縁がある。そこを切り口に日露戦争当時を検証すると、あの名作とは違った日本の姿が見えてくる。数々のエピソードで綴る、ドラマでは見られないもう一つの坂の上の雲。
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