萩の逃れ路
若殿八方破れ
徳間文庫
鈴木英治
2013年4月30日
徳間書店
701円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
海路で長州の国府、長府に入った俊介一行。宿場目指して歩いていると不審な動きをする男に会う。見ると男の月代には深々と一本の釘が刺さっており、俊介の腕の中で息絶えた。翌日、名刹功山寺を訪れた一行は、侍十人に襲われる二人の幼い姉妹を助ける。聞けば二人は、前日殺された男が番頭をつとめていた廻船問屋の大店、若松屋の娘であるという。俊介は姉妹を萩まで逃がす決意をするが…。傑作廻国活劇第六巻。
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