鷺娘
京の闇舞
ソノラマ文庫
菅浩江
1991年8月1日
朝日ソノラマ
512円(税込)
ライトノベル
“しょせん、あんたも過客の人や”郷里での就職を決めた南条を、美樹は激しくなじった。京都に生まれ育ち、そこを離れられない美樹には、4年間の大学生活が終わればあっさりと好きだったはずの街を出ようとする彼が不実な恋人に思えたのだった。南条の自分に対する気持ちが分かっていながら、恨みと悲しみ、そして怒りが交錯する。その美樹の心に闇の幽王の后・烏珠が忍び入った。
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