道と日本史

日経プレミアシリーズ

金田章裕

2024年3月12日

日経BP 日本経済新聞出版

1,100円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 新書

「道」からたどる、 旅・物流・交通をめぐる知られざる日本史  面白エピソード満載!歴史地理学第4弾! 日本の道はかくも変転した! 律令国家が作った古代の直線道。藤原仲麻呂の逃亡ルートとは。耕やされ、家が建ち、削られていく京都の大路。34回にわたった後白河法皇の熊野詣。京鎌倉往還の旅人が見た尾張の農村風景ーー。面白エピソード満載の、「道」から読む日本史。 ・日本の道の特徴は土の道であること ・牛車はあっても、馬車はなかった ・馬は蹄鉄の代わりに草鞋を履いていた ・平安末期に誕生した運送業「馬借」「車借」 ・全国で発掘されている、律令国家の直線道路 ・行き倒れも多かった徒歩の旅 ・家が建ち、耕されて、細くなっていく中世の道 ・34回も熊野詣をした後白河法皇 ・京都の四条橋は2本あった ・江戸防衛のため、あえて難所を残した幕府 はじめに 第1章 全国に張り巡らされた古代ハイウエー   1 発掘で見えてきた古代の直線官道   2 古代の道を歩く人々   3 騎馬が行き交った行軍の道 第2章 細くなり、曲がりくねっていく中世の道   1 中国の都を模した古代街路   2 大路を家々が占拠、田畑と化し細い道に   3 防衛を意識した近世城下町の街路 第3章 あえて難所を残した江戸幕府   1 貴人も庶民も列をなした参詣路   2 物資を運んだ道   3 江戸時代の街道風景 第4章 日本では馬も草鞋を履いていたーー外国人が見た日本の道   1 パークスが報告した道路事情   2 わずか五十年で整備された近代道路網   3 道と街に変化をもたらした鉄道 おわりに 参考文献

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