
神話研究の最先端
角南 聡一郎 / 丸山 顕誠
2022年12月14日
笠間書院
7,700円(税込)
人文・思想・社会
人類の精神の歴史において重要な位置を占める神話は、かつては人間精神の指導的立場を担ってきており、今もなお、古典の深奥に位置している。また、神話はこれまで哲学、史学、文学をはじめ様々な分野の研究者が議論の対象としてきた。 本論集も文学、哲学、考古学、宗教学、史学、心理学、文化人類学、仏教学、民俗学など様々な立場から、神話の概念、神話の背景、研究方法、個別の神話体系の研究、比較研究などそれぞれのテーマが21篇の論文によって探求されている。 【目 次】 第一章 神話的概念 篠田知和基「神々の住まいー比較神話から」 丸山顕誠「聖典と神話:現象学的研究」 第二章 神話の背景 角南聡一郎「巨人伝説考ーモノ資料との関連を探求するー」 太田明「「ケルト」神話と「ケルト神話」-「ケルト神話」という語の妥当性について」 丹治光浩「臨床心理学の立場から見た神話」 大野寿子「「迷信」(Aberglaube)と「民間信仰」(Volksglaube)のはざまでー『ドイツ迷信中辞典』序文をてがかりにー」 後藤明「人類最古の天文学と天文神話」 第三章 神話研究の方法 松村一男「世界神話の比較」 師茂樹「仏教研究の方法と神話」 第四章 特定神話の研究 平林章仁「『古事記』・『日本書紀』神話と古代史研究」 上原なつき「アンデスの存在論〜山・人間・動物・風の連続性と複合性〜」 池田光佑「氏族の芸能伝承についてー安倍氏と吉志舞を例としてー」 池間俊祐「「日本国最初の焼身」についてー『法華験記』応照伝は往生譚かー」 小松正弥「即位儀礼と仏教ー大仁王会の成立に影響した『仁王経』の受容と活用」 近藤久美子「アダムとイブの楽園追放」 第五章 神話の比較研究 フィリップ・ワルテル「ヘエブラと西欧の男性版シンデレラ」 斧原孝守「天女が盗んだ穀物ー中国西南少数民族と宮古島の穀物起源神話ー」 紙村徹「釣り女の神話学 神話から笑話の発生試論」 鄭家瑜「日台の石信仰ー神話から民俗へ」 森雅子「バシレウスの末裔ーアレクサンドロス・ロマンスの主人公たちー」 丸山顯徳「神々の異形、異能、異界」 おわりに 角南聡一郎 参考文献書誌情報 丸山顕誠 奥付
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