SD2022

SDレビュー事務局

2022年12月21日

鹿島出版会

2,200円(税込)

科学・技術

●特集1 SDレビュー2022 第40回 建築・環境・インテリアのドローイングと模型の入選展誌上発表 〈アッセンブルハウス〉 石橋慶久+長柄芳紀+石橋知美 〈廻間町の農架〉 川本達也 〈五反畑の休憩所〉 岸 秀和 〈森の端のオフィス〉 千葉元生+山道拓人+西川日満里+岡 佑亮+岩岡孝太郎+円酒 昂 〈杭とトンガリ 都市の小さな土中環境再生〉 能作文徳+常山未央 〈脈とコモンズ 循環の再生を通してつくる古民家と流域の未来〉 坂東幸輔+藤野真史+山本玄介+江畑隼也+三島由樹+三木つばさ 〈乙事の木遣り台〉 樋口貴彦+大和田卓+齋藤 遼 〈80%コモンズの家 建具がつくる共有性〉 藤田雄介+伊藤茉莉子 〈城下の家 剛な天井〉 水谷晃啓+諸江龍聖+小島敬也+野口佑大 〈Grove 筋書のない建築への試行〉 御手洗龍+御手洗僚子+金子摩耶+藤田 拓 〈ひだまりこども園〉 山下貴成+カン・ヨンア 〈新横浜食料品センター 発酵する建築〉 若林拓哉+伊藤祐介+石毛 龍+金田泰裕+𠮷田 葵 審査員:千葉 学 小西泰孝 原田真宏 金野千恵 ●特集2 建築とランド(スケープ) 企画・編集 小見山陽介+京都大学小見山研究室  歴史家John Robert Stilgoeの『What Is Landscape?』(MIT Press, 2015)はランドスケープの語源として、現在のオランダ沿岸部などで使われていた古フリジア語に由来しており、海を埋め立てて開拓された土地(Shoveled Land)を指していたという説を紹介している。16世紀にイギリス人がこの語感を援用し風景画を指してlandskep(大地のスケープ)の語を当てるまで、ランドスケープはlandschop(スコップを入れた大地)でもあったのだと。  一方、建設排土の建材としての利用や、土中の微生物環境の詳細な理解など、建築デザインにおける土や大地との関わりは近年多様化し、より精度の高いものとなりつつある。建築よりも先にまずその土地にどのように手を入れるかから考え始めるような、いわば大地にスコップを入れて営みの場をつくる近年の建築デザインにおける試みには、即物的で動詞的な起源をもつものとしての「ランド・スコップ」への接近をより強く感じる。それに伴い、建築家とランドスケープアーキテクトの協働のあり方も変わってきた。本特集では「ランド(スケープ)」とスケープをカッコに入れることで、建築と大地(ランド)の新しい関係の萌芽を示唆する事例を集め紹介する。 [インタビュー]太田敦雄+藤野高志/福岡孝則+板垣範彦+末光弘和/大野暁彦+乾久美子+藤原徹平+郷野正広 [エッセイ]アリソン理恵/山田紗子/石川 初 [写真]山岸 剛 ●連載 J-Urbanism #2 駅のアーバニズム 太田浩史 饗庭 伸 中島直人 中島弘貴 伊藤孝仁 津川恵理

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