口語訳 遠野物語
河出文庫
柳田 国男 / 佐藤 誠輔 / 小田 富英
2014年7月8日
河出書房新社
748円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
百年の月日を越え、語り継がれ読み続けられている不朽の名作『遠野物語』。柳田国男が言い伝えを採集し流麗な文語でまとめた原文を、今日の読者にわかりやすく味わい深い口語文に。大意をそこなわずに、会話を遠野方言であらわしながら再構成していく冒険的な試み。丁寧な注釈も付す。原典への橋渡しとして。
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100年前に口語で伝えられていた本当のお話
1900年初頭に発刊されたこの本、約100年前の岩手県で語られていた話。河童が出てきたり、山女が出てきたり、まるで日本昔ばなしに出てくるお話のよう。これが本当に口語で伝えられたお話なのだから、そこにはリアルなものが存在する。読んでいて思うのが、昔の日本、ほんの100年前は自然に宿る神の存在や今は架空の生き物とされているものを、ちゃんと崇めたり、信じて生活していたことが分かる。それほど我々の生活、そして自然に囲まれた日常には、身近に感じれていたものなんだ、と。昔の人の生活スタイル、精神をだいぶ今の日本人は失ってしまったが、今だからこそその感覚を少しでも取り戻そう、という動きがある今このタイミングを逃してはいけない気がする。
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