図説近代魔術
ふくろうの本
吉村正和
2013年9月20日
河出書房新社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
はるか古代に始まる魔術の歴史は、近代において最盛期を迎える。なぜ近代だったのか?何が人々を駆り立てたのか?そして、なぜ人は魔術に魅了され続けてきたのかー。歴史と理論を読み解きながら、その謎を検証する。
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starstarstarstar 4.0 2021年07月10日
いかにもトリビア本ですー感を醸している新紀元社のものと比較すると、大学の先生が書いているので、情報の信憑性が違う。『フリーメイソン』、『錬金術』に続く図説シリーズ三作目は『近代魔術』ということで、古代~中世~ルネサンスと魔術の歴史的変遷を辿りながらも、主眼は十九世紀以降に置かれている。黄金の夜明け教団の記述が特に詳しい。名前は知っていたけれど、マグレガー・マザース(メイザース)などは、あまりよく知らなかったので、そこそこ興味深く読みました。が、やはり個人的には近代以前の魔術に惹かれる。モダニズム芸術として、デュシャン、クレー、タルコフスキーに触れているのがポイント高いかも。このあたりを読むにつけ、今日は芸術的貧困の時代と思わずにいられない。 次回は『錬金術』を読もうか……。
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いかにもトリビア本ですー感を醸している新紀元社のものと比較すると、大学の先生が書いているので、情報の信憑性が違う。『フリーメイソン』、『錬金術』に続く図説シリーズ三作目は『近代魔術』ということで、古代~中世~ルネサンスと魔術の歴史的変遷を辿りながらも、主眼は十九世紀以降に置かれている。黄金の夜明け教団の記述が特に詳しい。名前は知っていたけれど、マグレガー・マザース(メイザース)などは、あまりよく知らなかったので、そこそこ興味深く読みました。が、やはり個人的には近代以前の魔術に惹かれる。モダニズム芸術として、デュシャン、クレー、タルコフスキーに触れているのがポイント高いかも。このあたりを読むにつけ、今日は芸術的貧困の時代と思わずにいられない。 次回は『錬金術』を読もうか……。
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