ゼロからわかる生態学

環境・進化・持続可能性の科学

松田 裕之

2004年9月10日

共立出版

2,420円(税込)

科学・技術

本書は、生態学に興味があるが、本格的に学んだことのない読者を想定し、私なりに理解した生態学を解説したものである。M。 ベゴンほかの教科書に準拠し、その中で基本的なこと、最低限知っておいてほしいことに絞って説明した。本書には、数学、化学式、生物名などがいくつか出てくる。高校生に理解できるように工夫した。高校で学ぶ範囲を超える内容については、欄を別に設けて本書を読めば理解できるように説明し、その部分を飛ばして読んでも読み進められるように配慮した。また、インターネットを使う読者に便利なように、多彩な関連資料をそろえたサイトを用意した。  本書で学ぶ生態学とは、以下の3つの問いから始まる。また、本書の随所に問を設けている。これらの問いに正確に答えることができれば、生態学の本質を理解し、生態学の考え方を学ぶという、所期の目的を読者が果たしたと言えるだろう。生態学で学ぶべき知識は多いが、そのすべてを記憶し続ける必要はない。たいせつなのは考え方である。本書を読み進めるにあたり、常に、これらの問いに立ち返り、自ら考えていただきたい。   問0.1 なぜ、高山から深海まで、地球上いたるところに生物がいるのか?   問0.2 自然淘汰によって進化したはずの生物が、なぜ個性豊かなのか?   問0.3 人類は自然と「共生」しているのか?

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