表皮の社会史考
現れる陰の文化
鯨井千佐登
2013年8月23日
辺境社
2,530円(税込)
人文・思想・社会
道祖神や地蔵などの境界の神に皮膚の病の治癒を祈願したのはなぜか。この俗信を手がかりに、本来の境界の神と見失われた祭祀習俗を発見し、それを抹殺した神道や仏教というエリート文化との対立を浮き彫りにしていく。そして、境界の神に寄り添う人びとへの賎視や差別の発生と、東北日本における狩猟文化の意外な展開を明らかにする。
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