「清張」を乗る

昭和30年代の鉄道シーンを探して

交通新聞社新書

岡村直樹

2009年12月31日

交通新聞社

880円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

日本における社会派推理小説の先駆けとなったベストセラー『点と線』が発表されたのが昭和32年から33年にかけて。その昭和33年は、現在の天皇・皇后両陛下のご婚約が発表されるなど、昭和史にとってエポックメーキングな年であった。また、高度経済成長のさまざまな明暗が現れはじめた年でもあった。本書は、当時の世相を反映した松本清張作品から、鉄道シーンを一挙に再読する試み。

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