炎の牙
八丁堀つむじ風
広済堂文庫
和久田正明
2007年11月30日
廣済堂出版
680円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
阿漕な金貸しから金をくすね、追われる身となり、両国橋から身を投げようとした男の背に声をかけた小粋な女は、自分を天女だと言った…。拐引かされた厩新道に店を構える墨問屋『遠州屋』の隠居を助けた少女は、私たち姉弟を御隠居さんの孫にしてと言った…。和泉橋の欄干に佇み、涙を流していた儚げな女を見た男がそのわけを聞くと女は、どこにでも転がっている女の愚痴ですから…と言った。南町奉行所同心・成沢東一郎の粋な裁きを描く書下ろし好評シリーズ第六弾。
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