つぐない屋お房始末帖

広済堂文庫

牧南恭子

2009年1月31日

廣済堂出版

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

神田で着物の洗い張りを営む房は、“つぐない屋”と呼ばれる裏の稼業の元締めでもあった。昔の罪を償いたい、世話になった人に恩返しがしたいという者たちが、房の店を訪れたー。十年前、紙問屋の手代だった太兵衛は大井川の渡し近くの旅篭で、江戸へ向かう老人と孫娘と出会った。スリに金を奪われ、川を渡ることができない太兵衛に、老人は僅かな持ち金から七十六文を貸してくれた。だが、その後、二人とはぐれてしまった太兵衛は、ずっとそのことが気がかりだった。今や大店の主人となった太兵衛は、その老人を探してほしいと、房を頼ってきたのだが…。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

1

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください