インド仏教思想史 上

ひろさちや

2020年10月27日

佼成出版社

2,420円(税込)

人文・思想・社会

本書は1987年に大法輪閣から出版されたものの復刊です。平易で易しい文体に定評がある仏教作家の著書のなかでは、硬質で堅い印象をもたれるかもしれません。上巻では仏教史を正確にとらえながら、かつ文献に当たりつつ根本仏教から大乗思想までをユニークな視点でえがいています。 まえがき 復刊のまえがき 序 章 仏教思想史の可能性 一 歴史とは「対話」である 二 わたしの書きたい思想史 三 大乗は「仏教」でないのか 第一章 根本仏教の思想構造 一 釈尊の説かれたもの 二 「宗教」と「無宗教」のあいだ 三 事物の相互依存関係 四 縁起と四諦 五 苦悩の病理学 第二章 釈尊の死をめぐる問題 一 釈尊の教えの固定化 二 虚実のデーヴァダッタ 三 「仏道教」から「成仏教」へ 第三章 原初教団から部派教団へ 一 在家信者の総退場 二 小々戒は捨てるべきか 三 保守派と進歩派の分裂 四 煩瑣な教学の展開 五 「仏教」から「仏教学」へ 六 釈尊から離れた小乗仏教 第四章 大乗仏教の必然性 一 方便の思想と菩薩の精神 二 仏塔信仰と見仏体験 三 廻向ーー新しい仏教の原理 四 仏塔の私物化をめぐって

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