結婚と家族のこれから

共働き社会の限界

光文社新書

筒井淳也

2016年6月16日

光文社

814円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

現在の私たちは、「男性は仕事、女性は家庭」という近代以降に形作られた性別分業体制を脱し、「共働き社会」に移行しつつある。しかし、この共働き社会では、結婚しない(できない)人の増加、子どもを作る人の減少といった、「家族からの撤退」をも生じさせた。結婚と家族はこれからどうなっていくのかー。本書では、男性中心の家制度、近代化と家の衰退、ジェンダー家族ー男女ペアの家族ーの誕生など、「家」の成立過程と歩みを振り返りながら、経済、雇用、家事・育児、人口の高齢化、世帯所得格差といった現代の諸問題を社会学の視点で分析し、“結婚と家族のみらいのかたち”について考察する。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2018年12月09日

リベラルは、公的な世界での公正さを追求してきたが、、私的な世界 著者の言葉では、精神的な公正さは実現されない されにくいとの論は、平板なワークライフバランス論を吹き飛ばす破壊力を持っている。

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