
ヒルビリー・エレジー
アメリカの繁栄から取り残された白人たち
J・D・ヴァンス / 関根光宏 / 山田文
2017年3月14日
光文社
1,980円(税込)
人文・思想・社会
ニューヨーク生まれの富豪で、貧困や労働者階級と接点がないトランプが、大統領選で庶民の心を掴んだのを不思議に思う人もいる。だが、彼は、プロの市場調査より、自分の直感を信じるマーケティングの天才だ。長年にわたるテレビ出演や美人コンテスト運営で、大衆心理のデータを蓄積し、選挙前から活発にやってきたツイッターや予備選のラリーの反応から、「繁栄に取り残された白人労働者の不満と怒り」、そして「政治家への不信感」の大きさを嗅ぎつけたのだ。トランプ支持者の実態、アメリカ分断の深層。
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ケムケム
ラストベルト出身者だからこそ書けた作品
筆者が共和党副大統領候補になるまでこの本を知らなかった。 この本ではヒルビリーの問題、特に負の連鎖に子どもたちが巻き込まれないようにするにはどうすればいいか、筆者なりの意見が論じられている。 政策や行政による支援も重要だが、最も大切なのは家族や友人などによる支援、成功や立ち直りを信じることが大切だと述べている。 粘り強く努力すれば物事が解決したり成功するという感覚があるかどうかは、そのコミュニティや家族の文化だと思う。日本国内にもヒルビリー的な人たちがいて、状況はますます悪くなっていると感じることがある。 今まで知らなかったアメリカの一面を知ることができて学びがあった。
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