フランス人の性

なぜ「#MeToo」への反対が起きたのか

光文社新書

プラド夏樹

2018年8月18日

光文社

902円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

二〇一七年にはじまった「#MeToo」というムーブメント。数々の有名人、権力者たちが糾弾・告発され、世界中がある種革命的な様相を呈する中、フランスでは女優カトリーヌ・ドヌーヴら一〇〇人の女性たちが反対声明を発表したー。この時代にいったい、なぜ?出生率二・〇一人の子どもを産み、育てやすい国。たとえ高齢者であってもセックスレスなどあり得ない国。子どもに八歳から性教育を施す国。大統領も堂々と不倫をする国。そんな「性」に大らかな国・フランスの現在を、在仏ジャーナリストが多角的に描く。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2018年12月09日

単なる現代フランスの社会情勢のみならず キリスト教 騎士道精神 遅れていたダサいフランス ルイ王朝 フランス革命 五月革命 個人主義 第五共和政などを紐解き 尽きることない縦横無尽な知識 を駆使して なぜフランス人は Me tooに賛同しない人たちが多いのかの論を展開して行く 小気味良い 最終章に書かれる ヴィシー政権下のパルチザンと親独派 夫々 生き残るため精一杯であった。Dデーで解放されると 親独派の女性が子供を抱いたまま 坊主刈りにされていたことを今でも年配の女性覚えていて SNSで安直に男性を糾弾することを危険視する。 男性も女性も カップルを第一優先 子供が第二 仕事はその次 折角 手に入れた自由な恋愛 セックスを しっかりと守りたいと考えてている。

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