死線上のアリア

推理傑作集

カッパ・ノベルス

内田康夫

1995年4月30日

光文社

859円(税込)

小説・エッセイ / 新書

ヴァイオリニスト・辻真理の帰国祝賀パーティー-辻女史が「G線上のアリア」を弾きはじめたとたん、「ダーンッ」という大音響が…。血に染まって倒れ込む一人の紳士。凶器のピストルはなんと、被害者の胸の内ポケットにあった。目撃者は誰もいず、しかも暴発でもない…。辻女史の名器ストラディバリ護衛のため会場にいた私立探偵・鴨田英作は、この難事件に挑む。だが、解決の糸口も見えず、ワラをもつかむ思いでパソコン『ゼニガタ』を助っ人に…。『ゼニガタ』の名推理は。内田康夫の多彩な才を堪能できる極上品ぞろい。おそらく最後の作品集になるであろう、読者必読の異色傑作集。

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