炎蛹

新宿鮫5 長編刑事小説

カッパ・ノベルス

大沢在昌

1995年10月31日

光文社

900円(税込)

小説・エッセイ / 新書

新宿署刑事・鮫島ー犯罪者は、恐れを込めて呼ぶ、「新宿鮫」と。連続殺人の犠牲となった外国人娼婦の部屋、植物防疫官・甲屋は、突然、鮫島の前に現われた。彼は、殺された娼婦によって南米から日本に侵入した、“恐怖の害虫”の蛹を追っていた。しかし、蛹は消えていた。羽化まで数日。蛹を追って、鮫島と甲屋は、危険と罠に満ちた戦慄の闇に挑む。一方、連続放火の頻発。チャイナ・マフィアvsイラン・マフィアの対立の激化。絡み合い、錯綜する犯罪と凶悪事件は、冬の終わりの新宿に凝縮する。鮫島に、刻々とタイム・リミットが迫る。

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