虚の王

長編暗黒小説

カッパ・ノベルス

馳星周

2000年3月31日

光文社

1,026円(税込)

小説・エッセイ / 新書

喧嘩、踊り、酒。“金狼”を組み、渋谷で暴れていたころのすべて。そして、やくざを刺し、少年院へ。今はチンピラの舎弟、覚醒剤の売人。毎日が澱んでいる-新田隆弘は兄貴分の紫原の命令で、高校生が作った売春の組織を探っていた。組織を仕切っているのは渡辺栄司、学業優秀の優男。だが、仲間、女、誰もが彼を怖れ、平伏している。隆弘の拳よりも、何よりも。何故それほどに怖れるのか?「隆弘も栄司を知ったらわかるよ」苛立つ隆弘の前に栄司が現れたとき、破滅への疾走が始まった…。人気絶頂の著者が、十代の心の暗い空虚さ-その闇に潜む戦慄を鋭利に抉り出す問題の傑作長編。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(2

starstarstarstar 4

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

2

未指定

6

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください