青葉の頃は終わった

長編推理小説

カッパ・ノベルス

近藤史恵

2002年10月25日

光文社

880円(税込)

小説・エッセイ / 新書

「ねえ、知ってる?瞳子が死んだんだって」瞳子は孤高の存在で、ガラス細工の天使のようだった。繊細で儚げで、他人を魅了する少女に見えた。彼女のことが、可愛らしくて、愛おしくて、腹立たしくて、憎らしくてたまらなかった。死後に届いたハガキには「私のことを殺さないで」とあった-。彼女の不在と、ぼくたちの季節の終焉。ほろ苦い青春ミステリー。

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