殺生石

長編伝奇小説

Kappa novels

富樫倫太郎

2004年11月30日

光文社

1,424円(税込)

小説・エッセイ / 新書

「わたしが望むことはただひとつ。この国が混乱することだ」フランス軍事顧問団に紛れて来日した二人の怪人、サン・ジェルマンとカリオストロ。神の山で殺生石を封印し続ける陰陽師・安倍泰成。永劫の時を生きる彼らの激闘に、苦難の歴史を刻む誇り高きアイヌの青年と、勝ち目のない戦に挑む旧幕府軍の物語が絡み合う。かつてない一大伝奇叙事詩。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年11月20日

幕末の日本に不死の人サンジェルマン伯爵と山師カリオストロが、というあまりにも荒唐無稽な設定にかなり読むのを躊躇してしまったのだが、西洋オカルティズムも陰陽師も箱館戦争も個別には非常に興味があり、とりあえず借りてみる。カバー絵はブリューゲルの「叛逆天使の墜落」。むしろほとんどこれに惹かれてしまったという……。 軍事顧問団の誰かさんと誰かさんが偽者ということになっている。一部『ガルトネル』とリンクしているようにも思われるが、そうなるとこの偽者という点と合わせて、かなり齟齬が出てきてしまうのでむしろ別々の作と考えるべき。全体の雰囲気としてはアニメ『シュヴァリエ』と『幕末機関説いろはにほへと』を足して2で割り、それをアイヌで味付したという感じ。 あまりにも雑多な要素がてんこ盛りでいささか食傷気味。しばらくこの作家はいいかな……。文章下手じゃないけど、上手くもないし。

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あめさと

(無題)

starstarstar 3.0 2021年07月10日

幕末の日本に不死の人サンジェルマン伯爵と山師カリオストロが、というあまりにも荒唐無稽な設定にかなり読むのを躊躇してしまったのだが、西洋オカルティズムも陰陽師も箱館戦争も個別には非常に興味があり、とりあえず借りてみる。カバー絵はブリューゲルの「叛逆天使の墜落」。むしろほとんどこれに惹かれてしまったという……。 軍事顧問団の誰かさんと誰かさんが偽者ということになっている。一部『ガルトネル』とリンクしているようにも思われるが、そうなるとこの偽者という点と合わせて、かなり齟齬が出てきてしまうのでむしろ別々の作と考えるべき。全体の雰囲気としてはアニメ『シュヴァリエ』と『幕末機関説いろはにほへと』を足して2で割り、それをアイヌで味付したという感じ。 あまりにも雑多な要素がてんこ盛りでいささか食傷気味。しばらくこの作家はいいかな……。文章下手じゃないけど、上手くもないし。

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あめさと

(無題)

starstarstar 3.0 2021年07月10日

幕末の日本に不死の人サンジェルマン伯爵と山師カリオストロが、というあまりにも荒唐無稽な設定にかなり読むのを躊躇してしまったのだが、西洋オカルティズムも陰陽師も箱館戦争も個別には非常に興味があり、とりあえず借りてみる。カバー絵はブリューゲルの「叛逆天使の墜落」。むしろほとんどこれに惹かれてしまったという……。 軍事顧問団の誰かさんと誰かさんが偽者ということになっている。一部『ガルトネル』とリンクしているようにも思われるが、そうなるとこの偽者という点と合わせて、かなり齟齬が出てきてしまうのでむしろ別々の作と考えるべき。全体の雰囲気としてはアニメ『シュヴァリエ』と『幕末機関説いろはにほへと』を足して2で割り、それをアイヌで味付したという感じ。 あまりにも雑多な要素がてんこ盛りでいささか食傷気味。しばらくこの作家はいいかな……。文章下手じゃないけど、上手くもないし。

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