妻を怖れる剣士

傑作剣士小説

光文社文庫

南条範夫

1992年6月1日

光文社

555円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

江戸での御前試合のため、沼田藩から5人の若い剣士が旅立った。試合は好首尾に終わったが、剣士たちは華の吉原でおいらん遊びの楽しさを知ってしまう。「我が城下にも小吉原を!」の要求で、藩内に奥方連も巻き込んだ騒動が起こって…。強いばかりが剣豪ではない。表題作など、血のかよった9人の剣士たちのほほえましい人間性に迫る異色の傑作剣士小説集。

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