奥義・殺人剣

連作時代小説

光文社文庫

えとう乱星

2000年10月31日

光文社

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

秘剣、邪剣、妖剣ー剣の「道」を究めんとする男たちが編み出す必殺の「技」。一瞬の見切りで肉を斬り、骨を断つ。彼らは生死の境に命を懸ける緊張感、いわば血の陶酔感の虜となる。男女の愛憎や復讐に燃える凄まじい怨念の果てに辿り着く剣とは、奥義とは、何であろう…。赤穂浪士の討ち入りの背景に隠された人々の苦悩にも焦点をあてて描く、密度の高い傑作集。

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