大盗の夜

土御門家・陰陽事件簿 連作時代小説

光文社文庫

澤田ふじ子

2004年11月30日

光文社

691円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

江戸幕府より朱印状を授けられ、全国の占い師や芸能者を統括する、安倍晴明を祖とする陰陽師。その一族土御門家で京都触頭の一人・笠松平九郎は、帯刀を許され、小太刀の名人でもある。易者姿で京の治安に目を配り、次々と舞い込んでくる摩訶不思議な事件を解き明かす。欲望、嫉妬、憎悪…人間の持つ弱みを、市井に生きる人々の姿を通して描く快作。

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