人形が死んだ夜
長編推理小説
光文社文庫
土屋隆夫
2010年5月31日
光文社
796円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
紗江の甥・俊は、小学生ながら天才的な絵を描き、この日もひとり石仏をスケッチしに行くが轢き逃げに遭い死亡。最期を看取ってくれたという通報者の目撃談を聞くうち、紗江は疑惑を募らせてゆく。そして榊祭りの夜、群集の中で惨劇は起こるー誰も描きえなかった「沈黙する探偵」の姿こそ、ミステリーの美学を追い求めつづける著者の、迫真の到達点といえる。
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