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読書について
光文社古典新訳文庫
アルトゥル・ショーペンハウアー / 鈴木芳子
2013年5月14日
光文社
817円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
読書好きのみなさんにとって、本書の内容は耳の痛い話ではありませんか?なにを、どう読むか。あるいは読まずにすませるか。読書の達人であり一流の文章家だったショーペンハウアーが贈る知的読書法。
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ケムケム
読書<考える 因って、人生を読書に費やすな! ということらしい。
哲学者の読書についての本なので、何の気なしに買って読んだが面白かった。 「人生を読書に費やし、本から知識をくみ取った人は、たくさんの旅行案内所を眺めて、その土地に詳しくなった人のようなものだ。」(「自分の頭で考える」より) アナロジーが秀逸でクスッと笑える。時々、他の哲学者や作家をディスる。 あまり本を読まず自分で思索せよというのが著者の言い分だ。読むなら良書を読めと。しかも時間をかけるなと。 「良書を読むための条件は、悪書を読まないことだ。なにしろ人生は短く、時間とエネルギーには限りがあるのだから。」(「読書について」より)
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