矜持

鬼役11 長編時代小説

光文社文庫

坂岡真

2014年5月31日

光文社

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

将軍家毒味役の矢背蔵人介の息子・鐡太郎が、剣術道場でいじめに遭う。そんな鐡太郎に「別の才能」があることを見抜き、救ってくれた恩人が濡れ衣を着せられ殺害された。怒り心頭に発した鐡太郎は恩人の仇討に向かい、逆に囚われてしまう。息子を助けに走る蔵人介。腰の長柄刀・来国次が奸臣どもに唸りを上げる!人気大爆発の鬼役シリーズ、爽快感充填の第十一弾。

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ケムケム

テーマは「矜持」  父子の物語

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4.5 2024年09月30日

3つの話で構成されている。 一つ目は菖蒲の開発に人生を賭けた父と事情があって刺客にならざるを得なかった息子の悲しい話。 二つ目は蔵人介が捨て子を拾うところから始まる。血がつながらない父子の物語。 最後が蔵人介と鐵太郎の話。 悪い奴らに痛めつけられる弱者。悪者を成敗する蔵人介といういつもの構図だが、父子の物語だっただけに心に染み渡る名作ばかりだった。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

将軍の毒味役で実は凄腕の剣客である主人公が影の密命で悪を斬る、というこのシリーズ。 主人公は居合の達人なのに、家では~この家系がまたちょっとわけありという設定~婿養子であって薙刀の達人である義母に頭が上がらないというどこかで見たような設定^^ まるで漫画だけども...そういうエンターテイメントに徹しているところと、敵役を固定していないところが長続きの秘訣かと。

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