秋霖やまず

吉原裏同心抄(三)

佐伯泰英

2018年3月9日

光文社

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

浅草御蔵前で、亡き先代伊勢亀に代わる札差の新筆頭行司がなかなか決まらない。父の跡を継いでの就任を固辞する伊勢亀の当代半右衛門の元に、不可解な企てとも取れる文が届き、幹次郎は危ぶむ。巨額の富と莫大な権力を手にする筆頭行司の座を巡り、長い秋雨にけぶる吉原の町にも陰謀が蠢き始め、狙われる西河岸の桜季、そしてついにー。大人気シリーズ第三弾。

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