金座

鬼役(二十六)

光文社文庫

坂岡真

2019年4月11日

光文社

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

将軍家毒味役の矢背蔵人介は、姿を消した養母志乃の行方を案じていた。ある日、長州萩藩毛利家の重臣が襲われたところを蔵人介が救う。刺客は同じ毛利家の下士で、矢背家をつけ狙う刺客「痩せ男」と同じ技を遣った。再び「痩せ男」の影を追う蔵人介だがー。ついにその正体が明らかになる。そして気になる消えた志乃の行方は…。超人気シリーズ、驚愕の二十六弾。

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toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

ずっと読み続けている歴史もの。もう26冊目とか。時代ものって演歌と同じであたると息が長く売れますね。将軍の毒見役が実は凄腕の刺客で表立って裁けない悪を成敗する、というシリーズ。こんなに悪人ばっかりでまともに政権運営できてたのか、という気もするが...。長続きさせるために主人公の家のルーツとか出生の秘密とかが織り込んであって飽きさせない。許せない悪が今回もばっさばっさ斬られるのだけどここ最近もやもやしていた背景の謎が解けてすっきりしたのも良かった。

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