みちづれはいても、ひとり
光文社文庫
寺地はるな
2020年9月9日
光文社
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
夫・宏基と別居中の弓子は、アパートの隣人・楓と時々一緒に食事をする仲だ。別居後すぐに宏基は失踪したのだが、ある日義理の母から、故郷の島で宏基を見かけた人がいる、という話を聞かされる。執拗に言い寄ってくる社長がいやになり会社をやめた楓と、職探し中の弓子は、気分転換と休息を兼ねて島への旅に出ることにした。女二人の旅の行く末はー。
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(無題)
アラフォー2人の女子の生きる様が淡々と情緒的に語られていて引き込まれた。生き方も性格も違う2人だけれどどこか惹かれて旅に出る。旅先でも何かとぶつかることもあるけれど最後は仲直り、大人の女の友情が長続きするにはこんな形がいいのかな、と思える。
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