紅と白 高杉晋作伝

関厚夫

2017年6月21日

国書刊行会

2,200円(税込)

小説・エッセイ

歴史は本州の西端に生まれた男を、激動期の舵取り役に選んだーー 明日を信じ、悩み、もがき、苦しみ、幕末という激動期を、疾風のごとく駆け抜け、27歳という若さで天命をまっとうした、幕末の風雲児・高杉晋作の短くも波瀾に満ちた生涯を活写したノンフィクション小説。明治150年、渾身の『産経新聞』大型連載がいま単行本化! 〈動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。衆目駭然として、あえて正視するものなし〉--伊藤博文が晋作にささげた漢詩の一節 〈機を見て動き、奇を以て人に勝つ。洛西の一奇才〉--陸援隊の創始者、中岡慎太郎の晋作評 旭日(プロローグ) 修行篇  父と子  入塾  玄瑞  師弟  江戸へ  往復書簡  遺言 覚醒篇  萩にて  風雲  変心  遍歴  出世  雅楽 狂生篇  再び、江戸  予感  変転  脱藩  竜虎  暴走 奇妙篇  攘夷  誕生  混沌  転々  意外 疾風篇  入牢  国破  談判  怒濤 雷電篇  西郷  一擲  駭然  回天  前夜  維新へ 歳晩 あとがき

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