医用工学入門
木村雄治
2001年3月31日
コロナ社
3,300円(税込)
医学・薬学・看護学・歯科学
医用工学は、今までややもすれば医療に役立つ技術という考え方をしがちであるが、本来は、生体を医学の立場から客観的に考察し、工学からは理論的に現象を解明して、その成果をどのように医療に役立てるかを両者が追究する医学と工学の境界領域にあるものである。このような観点から、医用工学を単なる機器の技術的内容として理解するのでなく、生体とあるいは生理現象といかに深くかかわっているかを広く理解することが必要である。本書は初歩的・基本的なテーマが中心ではあるが、医学と工学との関係での技術の重要さに少しでも接するための一冊である。
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