玄冶店の女

宇江佐真理

2003年5月31日

幻冬舎

1,760円(税込)

小説・エッセイ

江戸・日本橋に「玄冶店」と呼ばれる狭い路地があった。黒板塀に囲まれた妾宅が並ぶその一角で、元・花魁のお玉は小間物屋「糸玉」を営んでいる。そこには小粋だが懸命に生きている女たちが出入りしていた。「糸玉」の暖簾をくぐる人々の切なくて心温まる八つの物語。

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