無限ループ

大村あつし

2007年5月31日

幻冬舎

1,430円(税込)

小説・エッセイ

深夜の新宿・歌舞伎町。突然、雨が降り出し、古びたビルに逃げ込んだ凡庸なプログラマーの西城誠二は、びしょ濡れのセーラー服を気にすることもなく雨宿りをしていた摩訶不思議な女子高生ヨーコから、全財産をはたいて奇妙な買い物をする羽目になる。広辞苑を二つ並べたほどの大きさのそのブツに掌を乗せて、日頃から恨んでいる上司の顔を思い浮かべると、箱の液晶パネルには怒り度を示す「90」の数字が。と同時に、上司の全財産の90パーセントに相当する現金が押入れに現れた。煙のごとく金が消えてうろたえる上司。嬉々とした誠二は、その箱を「シルバーボックス」と名付ける。シルバーボックスを使えば、怒りに比例した公平な、しかも相手にばれることのない完璧な復讐が可能。誠二は、次なる獲物を上司の援交相手の経理の麗子に定めるー。

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