阪急電車
有川浩
2008年1月31日
幻冬舎
1,540円(税込)
小説・エッセイ
電車は、人数分の人生を乗せて、どこまでもは続かない線路を走っていくー片道わずか15分。そのとき、物語が動き出す。
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もこりゅう
NHKのトップランナーに出ていたときに、女性だったことをはじめて知り、ちょっぴり驚いたエピソードを交えつつ
図書館戦争で一世を風靡した感の強い有川浩。NHKのトップランナーに出ていたときに、女性だったことをはじめて知り、ちょっぴり驚いたエピソードを交えつつ、おいらの中では北村薫がおじさんだったときの衝撃の方が大きかったというどうでもよいことを比較しつつ。阪急電車の今津線を舞台に繰り広げられる恋模様を描いた恋愛小説。 登場人物たちが駅から駅の間にニアミスし、交錯し、それぞれの愛を見つけたり見失ったり、ラジバンダリ。基本的に、いわゆるいい人は報われ、悪い人は傷つく勧善懲悪もの。もともと、ライトノベル出身の作者なだけに、その傾向が如実に出ているのかもしれない。といいつつ、勝手においらの中で「ライトノベル=勧善懲悪ものが多い」という図式を持っているだけなのだが。。しかし、心のいい人、行いのいい人が報われる、本当にそんな世の中であればいいのに。みんな、自分の権利ばっかり主張しているけど、そんなことを主張できるようなまっとうな生き方をしてきたのか、一度よく考えてほしいと思うことが多い今日この頃にある中で、小さな幸せを感じることができる作品。
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