麒麟の舌を持つ男

田中経一

2014年6月30日

幻冬舎

1,760円(税込)

小説・エッセイ

死を目前にした人にかつて食べた最上の味を完璧に再現する“最期の料理請負人”が挑む、極上のミステリー。「満漢全席」に拮抗する「大日本帝国食菜全席」とは一体何なのか!?70年の時を超えた感動のラストを食べ尽くした瞬間、謎に包まれた幻のレシピが甦る。世界を魅了したTV番組「料理の鉄人」伝説のディレクターが料理と料理人への愛情で描き切った驚嘆のデビュー作!

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(3

starstarstar
star
3.67

読みたい

2

未読

0

読書中

0

既読

33

未指定

13

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (3)

toruo

(無題)

-- 2022年05月12日

「全体音感の味覚版」といってもいい、一度食べたものの味を確実に再現できる主人公。 その才能を活かし、今は死に臨む人がもう一度食べたいと願う「最期の料理」を高額な報酬で再現することを生業にしている。そんな彼の元に謎の中国人から、関東軍が「満漢全席」に対抗し作ろうとした「大日本帝国食彩全席」のレシピを探しだして再現して欲しいという依頼が来る。 高額の報酬もさることながら内容に惹かれてレシピを作った天才料理人の足跡を追ううちに...という話。 作者は「料理の鉄人」のディレクターだったんですね。娯楽作品としてよく出来ていると思いました。面白かった。

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください