吉原手引草
幻冬舎文庫
松井 今朝子
2009年4月7日
幻冬舎
759円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
廓遊びを知り尽くしたお大尽を相手に一歩も引かず、本気にさせた若き花魁葛城。十年に一度、五丁町一を謳われ全盛を誇ったそのとき、葛城の姿が忽然と消えた。一体何が起こったのか?失踪事件の謎を追いながら、吉原そのものを鮮やかに描き出した時代ミステリーの傑作。選考委員絶賛の第一三七回直木賞受賞作。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(11)
starstarstarstar
読みたい
7
未読
15
読書中
19
既読
191
未指定
56
書店員レビュー(1)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (2)
参考になった順
新しい順
(無題)
starstarstar 3.0 2017年06月08日
「藪の中」、「珍妃の井戸」「永遠のゼロ」などの手法で書かれた小説。すべて口語体で読み易いものの、書くとしたら飽きさせないような工夫が必要。 葛城という吉原の花魁失踪事件を様々な立場の者に語らせながら、人物像、事件の背景を浮かび上がらせていく。 直木賞受賞 書評 歌舞伎や江戸風俗に対する知識の深さが高評価 説明過多だったものが薄れたことが高評価 葛城の謎が最後は仇討ちという結果に低評価 有無を言わせぬ語り口調に辟易とした。低評価 浅田次郎「これまでの作品には、類い稀なる古典的教養が小説としてうまく機能しない憾みがあったのだが、受賞作となった「吉原手引草」はそのあたりをついに克服した傑作である。謙虚かつ冷静な自己分析の成果であろうと思う。」「作品もさることながら、私は作者の、まるで背に旗竿を立てたような姿勢の正しさに敬意を抱いて強く推した次第である。」
全部を表示ー部を表示いいね0件
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
Readeeユーザー
(無題)
2017/01/05
全部を表示いいね0件