七十歳死亡法案、可決
幻冬舎文庫
垣谷 美雨
2015年2月10日
幻冬舎
737円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
高齢者が国民の三割を超え、破綻寸前の日本政府は「七十歳死亡法案」を強行採決。施行まで二年、宝田東洋子は喜びを噛み締めていた。我侭放題の義母の介護に追われた十五年間。能天気な夫、引きこもりの息子、無関心な娘とみな勝手ばかり。やっとお義母さんが死んでくれる。東洋子の心に黒いさざ波が立ち始めて…。すぐそこに迫る現実を描く衝撃作!
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(33)
starstarstarstar
読みたい
35
未読
23
読書中
2
既読
267
未指定
202
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (6)
参考になった順
新しい順
色々な立場の考え方、思いやり、話し合うことの大切さ。決めつけは良くない。
starstarstarstar 4.1 2021年03月24日
star
自分の母を見ていて、思うときがある。
ひとり暮らしをして私は丸5年が過ぎるが、実家に帰るたびに思う。母の趣味は、なんだろうか。自分の時間がほとんどなく、朝から家事、昼も家事、休憩して夜も家事。日にち感覚が無くなりそうだ。でも父は家にいる=暇だと思っている。名前のない用事を押し付けられる。
というような現状を持っている家族像は多いのではないか。
どんな立場の人でも、読んでみてほしい。登場人物の誰かには必ず同意できるだろうし、耳が痛いことが多いと思う。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね0件
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
とめ
良い。介護やそれにかかるコスト、労力、介護される側の気持ちなど考えさせられる。
老人ホームは姥捨て山と思っていたが、介護される人もプロに介護された方が気を遣うことがなく負担が少ないのかもしれないということに気付かされた。このような法案により自分の寿命がきまると人は考え方や行動が変わる。
全部を表示いいね0件