
リターン
幻冬舎文庫
五十嵐 貴久
2015年11月6日
幻冬舎
737円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
高尾で発見された手足と顔がない死体は、十年前ストーカー・リカに拉致された本間だった。警察官を殺し、雲隠れしていたリカを追い続けてきたコールドケース捜査班の尚美は、同僚の孝子と捜査に加わる。捜査が難航する中、孝子の恋人、捜査一課の奥山の連絡が途絶えた。彼の自宅に向かった二人が発見したのは……。『リカ』を超える衝撃の結末。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(30)
starstarstarstar
読みたい
18
未読
43
読書中
2
既読
312
未指定
204
書店員レビュー(0)書店員レビュー一覧
みんなのレビュー (2)
参考になった順
新しい順
怖すぎる連鎖
starstarstarstar 4.4 2020年04月08日
star
リカと続編リターン。
リカは執拗なストーキングをする女性リカに追い掛け回される男性のお話。ネットの出会い系サイトで知り合った二人。家族もいるし軽い気持ちだった男性、しかしリカは#ストーキング を繰り返し、警察をもかいくぐり、最終的にその男性を強制的に自分のものにしてしまう。手足と耳と目と舌以外の部分を。ものすごく後味悪い。ほんと吐き気する。目の前でそれが起こっているような描写の鮮明さ。素晴らしい文章力がいっそう#ストーカー の怖さを増幅させてます。あやふやなまま終わるのも怖い。
リターンは、リカの事件の十年後のお話。リカに連れ去られた男性の遺体がスーツケースに入れられって山に捨てられていた。しかも死んだのは最近だという。手足も耳も目も舌もなく十年もの間リカに生かされていた。死因は喉に物が詰まった事故死。リカに殺されたわけではない。コールドケース捜査班の尚美は十年追い続けていたリカを再び見つけどんなことをしても捕まえる決心をする。しかしリカはするりするりとすり抜ける。警察も総動員、リカとの駆け引き、決着、終息。事件は終わったのか、絶対終わってない。事件終わる前より怖い。怖すぎる結末。背筋凍る。リカからの後味の悪さを拭えるかと思ったのに、冷たい汗が流れる、ああ、読まなきゃ良かった。そう後悔したい方オススメです(笑)
ネットの#出会い系サイト の怖さ危うさ思い知らされます。軽い気持ちでやるのは絶対やめましょう。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね0件
登録しました。
close

ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X

LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
MM.black2
リターン
リカの続編となる。殺人鬼雨宮リカは生きていた。手足、口、鼻、舌のない本間隆雄とともに。いくら探しても見つからず、警官も犠牲になる。怖すぎるラストにまた本を閉じてしまった。ただ、このままでは終わらない気がする。
全部を表示
いいね0件