ツバキ文具店
幻冬舎文庫
小川糸
2018年8月3日
幻冬舎
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙…。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。大切な人への想い、「ツバキ文具店」があなたに代わってお届けします。
本棚に登録&レビュー
みんなの評価(123)
starstarstarstarstar
読みたい
138
未読
74
読書中
26
既読
747
未指定
574
みんなのレビュー (8)
参考になった順
新しい順
ずっと読んでいたい物語でした
starstarstarstar 4.3 2020年11月13日
star
文具店とともに代書屋(手紙の代行)を営み、鎌倉での暮らしやその仕事を通して様々な人との繋がりを描く物語でした。
そして、代書屋という仕事に誇りを持ち、厳しくすることが愛情だという認識の祖母に育てられ、お互い素直な気持ちを出すことが出来なかったことに、後になって気づいてしまう。すぐ近くの人には素直になれず、他人には素直になれる。現実でもそんなことはあるなぁ。
お手紙も様々な依頼があって、フィクションなのでもちろん上手く話しは進むってのもあるけど、相手を想っての手紙や関わる人との関係性が良くて、ずっと読んでいたい物語でした。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね1件
ほっこり系
starstarstar 3.2 2020年03月13日
star
ほっこり系ストーリーです。最初は読んでいて、あんまり面白くないかも…だったけど、なんだかほっこりする感じでのんびり読みました。先代が文通相手に送っていた手紙を読んだらちょっと泣きそうに。私はまだ子供はいないけど、親のことが大好きなので、こうやって親を悩ませたり悲しませたことがどんなにかあるのかなぁなんて考えた。親子、もしくは親に代わる保護者と子供の関係の難しさっていうのは、古今東西普遍のテーマだなと思う。親や祖母が存命のうちに、たくさん孝行して感謝や愛の気持ちを伝えたいなと思う。
NHKでドラマ化されたとのことだけど、たしかにドラマに描きやすそうな感じ。
イマイチ、赤の他人に少ない情報で代書を頼む人のことがよく分からないけれど…
男爵の、借金を断る手紙が一番良かった。上手。
それぞれの人や内容のイメージで、紙や文具を変えていくのがまたいい感じだし、鎌倉の色々なオシャレ飲食店(本当に存在する)が書かれているのも楽しい。
あと一番良いのは、小川糸さんの文章が綺麗。情景だったり、ポッポさんが感じた気持ちだったり、その表現が綺麗でじんわり温かくなる感じで言葉選びのうまさを感じる。
このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る
いいね1件
登録しました。
close
ログイン
Readeeのメインアカウントで
ログインしてください
Readeeへの新規登録は
アプリからお願いします
- Webからの新規登録はできません。
- Facebook、Twitterでのログイ
ンは準備中で、現在ご利用できませ
ん。
シェア
X
LINE
リンク
楽天ブックスサイト
楽天ブックスアプリ
© Rakuten Group, Inc.
キーワードは1文字以上で検索してください
Irie Tomoko
鎌倉に行きたくなる
代書屋のこと 鎌倉の美味しいお店のこと 軽く読めて、嫌な気持ちにならない。 実在の飲食店が出てきて 行きたくなる。
全部を表示いいね2件