
モーパッサン
Century Books 人と思想 131
村松定史
1996年11月30日
清水書院
935円(税込)
小説・エッセイ
彗星のように、19世紀の世紀末を駆け抜けたギィ=ド=モーパッサン。43年という短い生涯に、残した作品はゆうに300編を越える。短編「首飾り」、中編「脂肪の塊」、長編『女の一生』、どれをとっても傑作というほかはない。フローベールの薫陶を受け、鋭く磨き上げられた写実主義の筆法には、世界中の作家が称賛の声をあげた。日本においても、永井荷風が心酔し、田山花袋が影響を受け、三遊亭円朝は短編を人情話に翻案している。明治期以来、おびただしい数の翻訳紹介がなされ、広く愛読されてきたモーパッサン。その生い立ちから死までをたどり、名作誕生の背景をさぐる。生きることの快楽を貪欲に飲みつくすモーパッサンとは、皮肉とユーモアとそして悲哀に満ちた、飽くなき人間の探究者ではなかったか。
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