雪太郎乳房

春陽文庫

角田喜久雄

1991年6月1日

春陽堂書店

448円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

錦絵『江戸七美人』に描かれた十八歳のお喜美は、御用聞き並木の仙蔵の愛娘であった。お喜美の住まいの裏隣に、若い浪人佐川重四郎がいた。重四郎とお喜美の二人がまき込まれた大江戸の夜を恐怖に陥れた怪事件とは、娘ばかりをねらう全身真っ赤な幽霊であった!並木河岸の材木問屋、桝屋五郎右衛門の娘お銀が次にねらわれていた。その身代わりに立った気丈なお喜美は、赤いお化けの一味にいずこへか拉致されていった。大身旗本笠松十郎兵衛の屋敷には、八重・雪太郎という美しい姉弟があった。笠松家をめぐる陰謀の元凶長山典膳に一味へ誘われた重四郎は?野州足利一万一千石、戸田家の次男駒之丞とうり二つの重四郎の正体は?-赤屋敷の恐怖は謎をはらんで展開する。

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