三島由紀夫

祥伝社新書

ジェニフェール・ルシュール / 鈴木雅生

2012年11月30日

祥伝社

968円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

本書の意義とは、生身の三島を知らない若い世代ー再生産されつづける多種多様な三島のイメージに混乱し、どのようにこの作家を理解していいかわからずにいる世代ーに、外国人の目を通した、余計なバイアスのかかっていない三島像を伝えることができる点である。意識するしないにかかわらず上の世代が捕われていた、同時代人としての三島に対する複雑な感情、そういったものとは無縁の世代によって今後は新たな理解と解釈がもたらされることになるだろうが、この作家の全体像をある程度ニュートラルな形で提示する本書は、三島研究の格好の入門書となりうるに違いない。

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