「靖国」と「千鳥ケ淵」を考える

祥伝社新書

堀内光雄

2013年8月2日

祥伝社

858円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

太平洋戦争は終戦前の半年だけで、戦没者が一〇〇万人を超えた。うち、民間人は約七〇万人が犠牲となっている。輸送船の乗組員の海没者の他、無差別の都市爆撃で、原子爆弾で、軍需工場への爆撃で、勤労動員中の空襲で亡くなった人々、引き揚げ途中やシベリア抑留中の死亡者も、みな等しく戦没者である。「無名戦士の墓」である千鳥ヶ淵戦没者墓苑に安置されているのは、戦友や遺骨収集団が持ち帰り、ついに故郷に帰ることのできなかった遺骨である。日本には氏名が判明した軍人・軍属の英霊を祀る靖国神社はあっても、民間人のすべての戦没者の御霊を祀り、追悼する常設の施設はまだない…。

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